FAGA女性の薄毛治療

女性の抜け毛や薄毛の種類

女性の抜け毛や薄毛の原因は、加齢や更年期、生活習慣、ホルモンバランスの乱れ、病気や治療による副作用などさまざまです。

女性の抜け毛や薄毛の種類は下記の通りです。

① FAGA(女性男性型脱毛症)
加齢による女性ホルモンの減少

② 円形脱毛症
ストレスの影響で発症することが多い自己免疫疾患

③ 牽引型脱毛症
ヘアゴム・カチューシャ等で頭皮に負担がかかる

④ 産後脱毛症
産後のホルモンバランスの変化

⑤ びまん性脱毛症
過度なダイエットやストレス、女性ホルモンの急激な減少

女性の抜け毛や薄毛の原因でもっとも多いのが、びまん性脱毛症です。更年期前後に抱えるストレスが原因になることが多く、髪全体のボリュームが失われる薄毛の症状です。 びまん性脱毛症のほとんどが、女性ホルモンの著しい減少が原因で発症する「FAGA(女性男性型脱毛症)」です。
FAGAは、40代後半以降の閉経に近い女性で、女性ホルモンが激減する際に、前頭部や頭頂部から薄毛が広がる状態です。
その他の脱毛症との大きな違いは、自然治癒することがなく、放置すると薄毛が進行する点です。FAGAは早期治療で薄毛の進行を抑制できます。

女性の薄毛は前髪の生え際や分け目を中心に薄くなり、徐々に範囲が広がっていきます。もともとしっかりした髪質が柔らかくなり、その後産毛になって抜け落ちていき、薄毛が進行します。

当院でのFAGAの治療方法

保険適用外の女性の薄毛治療です。

【外用薬による治療】
外用薬による治療は、薄毛の進行を抑制したり、発毛を促す効果が期待できます。頭皮に直接塗布する治療薬で、育毛剤とも呼ばれます。
外用薬に含まれる主な有効成分はミノキシジルです。ミノキシジルには血行促進の作用があり、毛周期を正常なサイクルに戻します。乱れた毛周期が整うことで成長期が長くなり、ハリヤコシのある毛髪が育成されます。

【内服薬による治療】
女性の抜け毛や薄毛の進行を抑える代表的な内服薬はスピロノラクトンです。
男性の場合は、フィナステリドやデュタステリドを用いることが多いですが、これらの治療薬は、女性への効果が立証されていません。また、安全性の面からも女性の服用は認められていません。

女性の薄毛には、内服薬と外用薬を用いた治療を行います。
ここからは、FAGAで主に使用する治療薬の効果や副作用について詳しく解説します。

内服薬によるFAGA治療

【スピロノラクトンの効果と副作用】
FAGA治療に使われることの多い内服薬です。男性ホルモンのDHTの活性化を抑制し、女性ホルモンを優位にすることでヘアサイクルを正常な状態へ戻します。
FAGAは女性ホルモンが減少し、男性ホルモンの分泌が増えることで発症すると考えられています。スピロノラクトンの服用で男性ホルモンを抑制し、抜け毛を予防する効果が期待できます。

スピロノラクトンによる主な副作用は以下のとおりです。
・血圧低下
・頻尿
・のどの渇き
・立ちくらみ
・乳房痛 ・生理不順
・倦怠感
・発熱
・動悸
・無月経

スピロノラクトンは妊娠中や授乳中の女性の服用は推奨されていません。

引用 :一般社団法人日本臨床内科医会

外用薬によるFAGA治療

女性の薄毛治療で使用される外用薬はミノキシジルです。

【ミノキシジルの効果と副作用】
ミノキシジルは男性のAGA治療でも使われる外用薬ですが、FAGAでも処方されることが多く、頭皮の細胞を活性化して発毛を促す効果があります。また抜け毛予防の効果にも期待できる治療薬です。

ミノキシジル外用薬の主な副作用は以下のとおりです。
・初期脱毛
・頭皮の炎症
・頭皮の痛み
・かゆみ
・かぶれ
・めまい
・耳鳴り
・倦怠感

ミノキシジルは循環器系に作用するため、心臓疾患のある人や血圧が変動しやすい人は、使用する前に医師に相談してください。
また、妊娠中に使用すると胎児の心臓に負担をかけてしまう可能性があります。そのため、妊娠中にミノキシジル外用薬を使用するのは避けましょう。
FAGA治療は3~6ヶ月と、中長期にわたる治療が必要になります。

内服薬スピロノラクトンを内服できない方
・重篤な冠動脈硬化症又は脳動脈硬化症のある患者
・減塩療法中の患者
・腎機能障害患者
・急性腎不全の患者
・重篤な腎障害のある患者
・肝機能障害患者
・妊婦
・授乳婦
・小児等
・高齢者
・心疾患がある場合

外用薬ミノキシジルを使用できない方
・妊活中や妊娠中、授乳中の方
・血圧が不安定な場合は医師に相談
・過去にミノキシジルでアレルギーが出たことのある方